芽キャ^の

芽キャベツの二日酔いについて考えるすべを喪ってしまった私たち / 詩とTRPG / https://twitter.com/Wanazawawww

夢々

最近よく夢を見ます。大きな建物の中にいる夢。知らないデパート、知らないホテル、知らない病院、知らない学校。行ったことのない、どこか知らないその場所で、当て所無く歩く。空間をめちゃくちゃに繋いであって、私の夢に出てくる建物はよく床が無くなります。大抵誰かを探しているのですがあまり見つかりません。探すのも探されるのも幼いころからとても苦手でした。
夢の話もよく書きます。でもそうなるとどちらが、私の夢だったんでしょうか? 生贄を乗せた電車に乗る誰か、恋に溺れ肉体を交換する男、待ちわびたあの歌手の新曲、そして急な接吻、今はもう無いあの漫画の続き、自室に次々湧くいかれた蟲々、千切れてもきっとくっ付けたら元通りになるまだら蛇、祖父の椅子の背もたれに形相、浅い水槽から次々飛び出す魚どもとそれを殺す父、目の前を歩く大人たちは本当はみんな化け物、中年女の耳から顔を出す怪しい小動物の古い映像、猫との交尾、クッションの国に住む子供たちの顔と住処を乗っ取る何かの名前は「うつ」です。一つも覚えておかないでください。

(noteにて2014/04/24 12:45公開)